ヴォーカル 斉藤みずきの冷静と情熱

福岡を拠点にし

海をテーマに音楽活動を続けるバンド

おじき 改め isana〝イサナ〟

そのヴォーカル 斉藤みずき

自身の声で優しくも激しくも真直ぐに歌う彼女の

冷静と情熱とは?


藤原:音楽を始めたきっかけって?


斉藤みずき:元々…物心ついた頃から歌うことは好きだったんですけど

この道に行こうと決めたのは高校生の時で

それまではずっと、保育士とか小さい子と関わる仕事がしたいとぼんやり思ってて…



藤原:全然違う分野ですね


斉藤みずき:です!でも、〝なりたいっ!〟って感じではなくて…

ただ、自分がするならそれかな?くらいの気持ちでいたんですけど

だから、高校とかも何かを目指してとかではなく大学に行くための新学校に通ってて

家から一番近い高校!って感じで決めてしまって…笑

改めて高校生で進路を決める時に

やりたい事を試す職場体験があって、その時に

小さい子と遊ぶのは好きだけど、この子たちを育てる責任は負えるのか…とか

初めて自分がなりたい事に向き合った時に、ずっと好きだった事をしたくなって

そこから親に話したのがきっかけになります



藤原:音楽で影響を受けたのは?


斉藤みずき:今の音楽に影響してるのはRADWIMPSが凄く好きで

あと、チャットモンチーとか

自分の中で今まで歌ってきた歌って

元々は歌唱力の凄い人が好きだったんですけど

RADWIMPS聴いて、こんなに優しく語りかける歌い方もあるんだって…

私、自分の話してる声あんまり好きじゃないんですけど

チャットモンチーは自分のそのままの声でずっと歌ってて

自分がゆっくり話す言葉で伝わることもあるって知れて

今の歌い方に繋がったきっかけになりました




藤原:今でも声はコンプレックスなんですか?


斉藤みずき:私人見知りで…大人になったから今は大丈夫ですけど

昔はもっとおどおどして話してて

だから、昔は動画とかで自分の声聞くのも苦手でした笑




藤原:バンド おじき について


斉藤みずき:しっかり音楽を自分の曲で始めたのが高校卒業してからで

バンドメンバーが元々いたわけではないんですよね

そこで私は音楽の専門学校に通って

一人でアコギで弾き語りをしてて

その時に出会った人と組もう!って学生のノリでなって

元々ギターを見た時に『私はこの人とバンドを組む!』って決めてて笑

それで話したら結構気も合って…





〝私は君とバンドが組みたい〟って話をして、2人中心で組んで

結構のんびり活動してました笑

ドラムも一度は抜けましたが今はサポートで叩いてくれていて

付き合いが長いから凄く出したい音を伝えやすくて

ベースも元々してた子の弟子さんが今はサポートで入ってくれてて

でも、この子のベースが今は一番好きです

だからずっと弾いて欲しいなとは…勝手に思ってますね笑

サポートメンバではあるけど、ベースとドラムの2人も凄く大切に思ってます




藤原:バンド名おじきの由来って?


斉藤みずき:よく聞かれるんです笑

本当に、意味がないって事に意味があるんですよ!笑

バンド組んだときは、バンドの曲とかどう作ればいいのかまだ知らなくて

自分の方向性がまだその時決まってなくて

だから、いろんな事をしたいって理由でバンド名に意味を持たせたくなくて

ただ、日本のバンドってわかるように

平仮名にしたくて…

後、覚えやすく3文字くらいにしよう!って言ってて

その時にバンドキャクターにしたいってみんなに見せた猫の名前が〝おじき〟って名前だったんです!笑

友達の落書きなんですけど凄くその猫が好きで…!笑

そこからバンド名が決まったんですけど

正直ここまで長く〝おじき〟って名乗るとは思っていなくて…




昨日のライブで発表したんですけど…

実はバンド名変わるんです笑

私の中で方向性が決まって、新しく

〝 isana 〟って名前で活動します!

ライブを沢山は出来ないと思うんですけど…

その分音源とかを作る時間は増えるので

そういう発信をしていきます!



藤原: isanaの意味って


斉藤みずき:クジラの古名…別名です!

勇ましい魚って書くんですけど、ローマ字で isana

1番平仮名やカタカナよりしっくりきて

私は…ライブ会場を海にしようと思ったんです。笑

海って秩序があると思ってて

浅い所で住む魚がいて、逆に深いところで住む魚がいて

住み分けがしっかりしてて、出会う事ってあんまりない

でも地上にいる人たちは同じ場所に居るから

本当は出逢わない場所に住んでる人と、一緒に生きてる状態が嫌で

人生を歩くって言う人が居るけど

私は自由に泳いでたいなと思う

せめて自分のライブを聴いてくれてる時間だけでも

息苦しく生きてる人達に自由で居て欲しい

クジラは哺乳類だから息を吸いに

上に上がることもあれば

深く海の中に潜る事もあって

天敵があまり居なくて…

ライブをしてお客さんが泳いでる時に

寄り添えるのがクジラかなって思ってます

音楽は海を作るけど

私達 isana はみんなと泳ぐ存在でありたい




藤原:冷静と情熱について


斉藤みずき:私の中の情熱は胸の内で燃えてる物で…

だから、あんまり伝わりにくいと思います

どう、音楽と向き合ってるか…とか

人と向き合ってるか…とかってあんまり伝えにくくて

でも気持ちだけは暖かく持ってたくて。

人には自分にしか出来ない事ってあると思うんです

それを私の歌を通して伝えたい

それが私の情熱です

逆に対比する冷静って

私の中ではすごく少ないんです

でも、その中でも冷静でいさせてくれる

私が少しでも冷静になれる存在ってメンバーで

すごく私のことを知ってくれてて、分かってくれて

自分が混乱せずに冷静で居られるのはメンバーの存在が本当に大きいです。




藤原:今後について


斉藤みずき:これからも絶対に音楽はやめたくない

だから今後は音源を沢山作って送ったりして

しっかり皆んなに見てもらえるような活動を増やしていきます!




冷静と情熱、一つ一つの語りかけるような歌声と優しくもどこか力強い言葉
ライブが始まりほんの数秒で優しい海の中に溺れた感覚
ファンを包み込む歌声と歌詞
本当に夢のような時間を頂き
今後の活動が楽しみでした

斉藤みずき
Twitter @kin_monchy

YouTube

藤原繊月 -Grace-

light×color×art 巡り巡って誰かを幸せに をコンセプトに。 フォトグラファー、写真家、クリエイター、カメラマン、ライターとして活動しています。

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